河鍋暁斎展
うぃーっしゅ!!
先日は、日帰りで京都に行ってきました♬
メインは河鍋暁斎展!
江戸時代→明治にかけて活躍した絵師です。
没後120年を記念して、100点を超える大規模な展覧会が開かれるということで、京都まで足を運んでしまいました♬
だって、暁斎の作品がいっぺんに見られる機会なんてなかなかないですかね。
海外に行ってしまった作品の展示もありましたから必見だったのです。
大学の時に江戸絵画について学んでいた時に暁斎の作品を見て、(有名な「百鬼夜行絵巻」や「鳥獣戯画図」など)そのコミカルで奇抜な作風と、卓越した表現力の虜になりました。
しかし、作風の独創性もさることながら、浮世絵の技法と、狩野派の英才教育で習得したズバぬけた技術力。
そこもまた、暁斎を堪能する上でかかせない部分です。
今回の展覧会では、その2点において思う存分に楽しむことができました。
ほかにも、暁斎という絵師は、その並外れたセンスと技術、ストイックなまでの絵に対する探究心により、様々な作風の作品を描く絵師としても有名です。
今回の企画展では数多くの出展作品があっただけに、多種多彩な画風を見ることができました。
勢いのある作品には、筆の運びで作者の息づかいを感じるような生々しさがありますし、繊細な細密画のような作品では、その一つ一つに気の遠くなるような制作過程を想像することができ、息をのむばかり。。
ほぅ。。。と、ひらすら感嘆。
作品の下絵の展示もありましたよ。
下絵は、紙に墨で筆描きしたものなのですが、細部の修正の為に何度も何度も上から紙を貼り重ねてあり、下絵段階での作品への拘りを読みとることができます。
出来上がった作品をみるのも良いですが、その制作過程において、作者の創意を垣間みることができたのはとても興味深かったです。
それにしても、本当に良かった。
毎回言っていることですが、、、
オリジナルを見てダイレクトに作品に感動できることってすごく大切だと思います。
まさに「百聞は一見にしかず」。
贅沢ですけどね、、
写真や映像に比べて受ける刺激が全然違いますから。
画鬼(がき)と呼ばれるほどに生涯を絵に捧げた河鍋暁斎。
展覧会には平日にもかかわらず、大勢の人たちが来場していました。
没後も尚、これだけ多くの人を魅了しているのか。と、ひいきな分嬉しくもありましたが、、、
心の奥底ではメラリな私なのでした。
図録を買う気が失せるほど、本物が良かったこと。
それは今までにはなかった気持ちで、自分でも驚きました。
京都まで行って、本当によかった〜。