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WAR DANCE



WAR DANCEという映画を観てきました。


アフリカ・ウガンダ北部のドキュメンタリー映画。

ウガンダの北部という所は、反政府武装組織による大量虐殺や児童拉致など、悲惨が日常となっている地域で、それによって心に深い傷を負った子供達が音楽とダンスに打ち込み、全国音楽大会へと挑む姿を映したドキュメンタリーです。

逆境に向き合い、ひたむきに生きる姿、音楽とダンスによって笑顔を取り戻していく姿に感動しました。。

本当に。

私のつたない文章では、この映画の良さを1ミリも伝える事ができないのが悔しいくらい。

映画などでは泣いたことがない私ですが、涙しました。


可哀想で泣けるとか、そういうのではなくって、、

一言では言い表せない気持ちがこみ上げてくる感じ。


彼らの強さと、まっすぐな瞳。
魂が奏でる音楽と、踊り、スクリーンを通してもそれがビシビシ伝わってくるのです。
全国大会本番での彼らの姿には本当に胸が熱くなってしまいました。



全国大会の場面では、ウガンダ各地から出場している子供達の姿もあったのですが、衣装もこぎれいだし雰囲気一つにしても、北部の彼らとは生活環境が全然違うだろうことが分かるので驚きでした。

会場だった南部にある首都のカンパラは都会で活気があって別の国のようだったし。。



何で???


人間はみんな平等ではない。 って心から思いました。



平和な日本にいるからこそ余計に感じたのかな。。

でも、それは決して上から目線での言葉ではなくて、何不自由なく暮らしている私たちの生活の中にも言えることなんですよね。

格差社会が色濃くなりつつある今の日本。

不安定な経済情勢、それに連動した深刻な雇用問題。
年々、悪質で残虐な犯罪も増え続けているし、、、
戦争こそないものの、見えない不安や恐怖というのは増大しています。


それを国のせいだとか、誰々のせいだとか、そういうニュアンスの方向の話題になりがちですが、そうではなくてやはり自分自身なんだということを強く思ったのでした。
(勿論、国や組織の動かし方、動かす人間に問題はあり、そこは対処すべきですが。)


過酷な環境の中で暮らし、一生消える事の無い深い心の傷を抱えた北部の子供達ですが、音楽大会での大健闘で、いくつかの賞も受賞してたんですから!

現状を悲観して何もしない子供は一人もいなかった。
そんな暇もないくらい今を一生懸命に生きているんです。



この映画を観て、本当にいろんなことを考えました。

映画のそれ自体は勿論、そこから広がることがたくさんあったのです。



ドキュメンタリーとはいえ、映画としてのストーリーを練ったり、映像の編集なども入るので、何割か増して見えることは否めませんが、事実は事実としてあったことには間違いはないのです。



1月16日をもって上映終了だったのですが、DVDにもなると思います。

これは本当に、なるべく多くの人に観てもらいたい映画です。




ACROSS THE UNIVERSE



Is the anybody going to listen to my story

All about the girl who came to stay

She's the kind of girl

You want so much it makes you sorry

Still you don't regret a single day

Ah girl...girl...girl...




先日、夏からずっと観たかった映画「Across The Universe」を観に行って来ました。

ミニシアター系で、各地域2週間ほどの上映で巡回をしていたのですが、

静岡での上映はかなり遅く、先月10月の半ばからの公開となっていたのです。


acrosstheuniverse.jpg


この映画、ミュージカルなのですが選曲がすべてビートルズ。

初めは「ビートルズのミュージカルってどうなの?」って思っていましたが、

映画を見る前にサントラを聴いてビビビでした。


なにコレ、めっちゃカッコイイ。。

(私がビートルズで一番好きな「girl」から始まっていたこともあって)


アレンジのセンスもさることながら、歌い手の魅力がすごい。

ビートルズの名曲を自分のモノにしちゃってる。

カヴァーに聴こえないんだもん、本当にすごいんですよー。


これは映画観るしかない!


で、勿論、映像やストーリーの流れも最高。


どういう風にイイって?

うーーーん。


それは来月19日に発売されるDVDを観て下さい♪

ビートルズ好きでも、そうでなくても楽しめると思います。




それにしても。。

監督&原案のジュリー・テイモアのパワフルで独創的なアイディアとセンスの良さには

感服です。

新しいミュージカルの域を創造したといっても過言ではないと思います。


あ、ディズニーのブロードウェイ作品『ライオン・キング』の演出デザインもこの人です。

NY行った時観たけど、いい意味で奇異でモダンだったもんなー


0を1にできる人。



BUGS WORLD


このごろ、昆虫が気になるWISHです。

特にカミキリムシがカッコイイです。

そんなこんなで、先日一本おもしろい映画を見てきました〜♪



花の金曜日は映画館がレディースDAY!

久しぶりに1人映画をしてきたのでした♪


「BUGS WORLD」というおフランスの映画でございます。

内容は題名そのまま「蟻世界」な訳ですが、ただの蟻映画ではありませんっ!

特殊カメラ、ボロスコープを駆使してミクロの世界をリアルに映画化したという
とてもとてもエキサイティングーなドキュメンタリー映画なのです!!!

映像だけでなく音声も。
ミクロの世界の音が映画館のスクリーンで鳴り響くんです!

蟻のドッドッと歩く足音や、肉食蟻が昆虫をボリボリとむさぼる音、羽蟻の羽音。

まさに、蟻目線。

そして、一番の見所は白アリの女王さんの一日に三万個を生む素晴らしくカッコイイお姿。
生々しくて、それでいて神聖。

世界はエライことになってます!!!



ただ、、、、

そんな気持ちの悪い映画を見に来るレディーがいるはずもなく。

広い館内は完全私1人の貸し切り状態でした 笑



かなりの集中力で80分間ひたすら蟻世界を見続けていたので、入り込み過たせいなのかどうなのか、、

映画終了後外に出て思ったこと。

監督の思惑とは違うかもしれないけど、、

映画を見終わった後、この映画って人間世界を皮肉っていくるのかなー。と思いました。



まぁ、、その辺は個人的な感想ですので。


興味のある方は是非映画をご覧下さいませ〜



BUGS WORLD公式HP


いのちの食べかた OUR DAILY BREAD


今晩は、なかなかショッキングな夜でした。 気になっていた映画『いのちの食べかた』を観に行ってきました。

INOCHI.jpg

http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/ とにかく台詞なし、ナレーションなしで、ただひたすら、淡々と今私たちが普段口にする食がどのようにできているのかを映像で流すだけの映画です。 食肉となる為だけに生まれてきた、鶏や豚や牛。 狭い厩舎に押し込められ、機械でエサを投げつけるようにばら撒かれ、生殖までも人間に管理されている。
屠殺から食肉用に加工されるまでの過程も、ほぼオートメーション化された機械による作業。
作物もほとんどの作業が大型機械によって処理がされ、広大な土地での大量生産。 収穫時にも大型機械を使用しての効率重視の作業。 畜産や農業ではなく、どちらも工業としか思えなかった。 生けるもの全てにあるだろう尊厳が完全に無視されている。 全く異様で不気味だった。

いろんなことを考えさせられました。。 連日のようにマスコミを賑わす、おぞましい事件。 それらの要因としても、この食生活が関係あるのではないかと感じないではいられず、鳥肌が立ちました。 食べることに困らない、食料が溢れた環境で希薄になっている食への感謝と「いただきます」の言葉。 食料になるためだけに生まれてきた動物や植物のうらみつらみを毎日毎日食べているのではないか、と。 ただ、それらによる食の大量生産によって私たちが飢えることなく生きていられるのが事実。その現状を批判することはできません。 冒頭でも言いましたが、この映画は台詞なし、ナレーションなしです。 主義主張というものがありません。 映画を観て、何を感じるかはそれぞれなのです。 私は・・・ 近頃雨つづきで、さぼりがちの畑仕事を頑張ろうと思いました。
草ボーボーかしら。。

SWEENY TODD

うぃーっしゅ。

先日、久しぶりに映画を見に行ってきました。

ずっと見たかったSWEENY TODD。

もちろん、お目当てはジョニーのデップ様♪

やっぱし、こういう影のある役が一番素敵です。
眉間の皺が最高にセクシーであります。

ミュージカルとしても長年に渡り人気を誇るSWEENY TODD。


しかも、ティム・バートン監督とジョニー・デップの最強タッグですからねー
公開前からめっちゃめちゃ楽しみにしておりました。

血がドバドバなためか、R-15指定になっていましたが、、
そんなに過激ではなかったです。

ごみごみとして薄暗いロンドンのフリート街を舞台に殺人→人肉パイ製造が繰り返されてゆくのです。
映像はとても綺麗です。
全体にセピアがかっていて、血の赤色が鮮明で。。

結末の救いようのなさに笑えましたが、それもまた良しです。

 

そして、永遠にさようなら。。

 

 

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Profile
WISH

2004年の渡米をきっかけにアーティスト活動を始動。アメリカでのカーショーや、グループショーに積極的に参加。 2008年10月、アメリカにあるGASOLINE GALLERYにて、WISHソロショー”DEAD or LOVE”を開催。

WEB Site

Mail : info@gallerywish.net





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